「ドイツ元帥物語」第123回目です。
武装SSの筆頭者たるヨーゼフ・ディートリヒは1944年9月に新設された第6SS装甲軍司令官に就任していました。
第6SS装甲軍は武装SSの装甲師団をいくつも抱え込んでおり、ヒトラーにしてみれば最後の切り札とも言えまして、12月のアルデンヌの戦いに投入された物の、失敗に終わり、ついで、年が明けると、東部戦線のハンガリーへ送られて春の目覚め作戦に投入されました。
ヒトラーはディートリヒのために武装SSの階級として民族元帥を用意していて、勝利の暁にはその階級に昇進させてやろうと意図しましたが、ハンガリーでの作戦だに成功する事はなく、民族元帥は幻の物となったばかりか、第6SS装甲軍に属していたLAH師団、そしてディートリヒが着用していた「アドルフ・ヒトラー」と入っていたアームバンドの着用を禁じる指令が出ました。
それに対してディートリヒはヒトラーの命令に反して、合理的な戦いを推し進める方向に終始する事に徹して、すなわちソ連軍から逃れる事を優先する事にしました。
このような事態ともなれば、ヒトラーとしてはディートリヒを罷免しても良さそうな物ですが、そこまでには至らず、ディートリヒは終戦まで第6SS装甲軍を指揮する事が出来て、ソ連軍から逃れてアメリカ軍に降伏する事でいくさを終えました。
長くなったので、続きは次回といたします。(^0^)/^^^^^
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