日本人の父とフィリピン人の母との間に生まれ、父に見捨てられるなど苦しい生活を送ってきた「ジャピーノ」と呼ばれる子と母親ら計27人が13日、日本に向う。6月に最高裁が出した国籍法違憲判決などが追い風となり、日本で学校に行ったり働いたりするためのビザが出た。
日本に行くのは7~19歳の13人とその母親ら。支援してきた「新日系人ネットワーク」の岡田理事長は「子供には日本で教育を受ける権利があり、彼らを養育するためには母親が日本で働く必要がある。今回は、日本政府が人道的見地に立って判断してくれた」と話す。
日本国籍のない子供や母親らにビザを発給した今回の措置について、政府関係者は「法改正はまだだが、最高裁判決を受けて前倒しで対応したのではないか。単純労働につく母親に、子供の養育のためにビザを出したのも画期的だ」と話している。(引用ここまで。10月11日分)
これから改正されるらしい国籍法では、外国人との間にできた私生児にも、父親が認知すれば国籍が認められるそうですが、これについては、他のブログでも、偽装認知が大いにありうると危険視しています。
確かにそうですね。しかも、偽装結婚よりも軽い気持ちでありえるでしょう。何しろ、認知する側としては、別段、国籍を認める子供を自分の子供として引き取る必要がない。母親と婚姻関係を持つ必要はない。認知しても、自分の既存の家庭生活に影響が生じる気遣いがないままに、謝礼が得られるのですからね。
しかし、国籍を認める子供が、その男性の蒔いた種の産物であることが事実であるとしても、こうした行為がまともだとは思いません。本来、その子供は種を蒔いた男性の子供として1つの家庭の下で暮らすべき存在ではなかったのでしょうか。よしんば私生児だとしても、自分の子供として認知して引き取るという試しは昔には良くあったはずで、それで後継ぎになれた子供もいたのです。
一方、母親の側も、その男性とねんごろになった結果が、その子供の出産だったわけで、結婚したいという思いはなかったのでしょうか。よしんば相手の男性に妻子がいて、別れてくれないからだとしても、それならばペテンとして訴えるなり、そこまで行かずとも、子供の養育費をよこせという発想に到るのが自然ではないでしょうか。
母子家庭として暮らすことは、日本人でもフィリピン人でも容易なことではなく、養育費を要求することは、予期せざる出来事が生じたことに対する代替措置であり、フィリピンで養育費を受け取って暮らすのが普通ではないでしょうか。そうする代わりに、ビザをよこせと言うことは、そうした母親に別の思惑があったとしか考えられません。
要するに、こうした女性が日本男性とねんごろになったのは、日本鎮座と言う一種の玉の輿に乗りたいがための手段に過ぎず、その願望を貫徹することがすべてに優先していたと考えられます。ですから、単に養育費よこせでは、その願望が果たせないので、ビザをよこせという発想につながったのです。早い話が、この母親は、自分の生んだ子供を、自身の願望を貫徹させるだしとして利用したわけであります。
父親の側に戻ります。当然、彼らの態度にも不道徳さが否めません。自分の子供として引き取るわけでもない子供が日本へ入国できるように認知するメリットなど元来あろうはずもないでしょうに、恐らくは、相手の女性との間に、養育費を払わずに済ます代わりに、子供がビザを持てるように協力すると言う談合があったに違いありません。
かように両者の間にいかがわしい談合があったことが予測される以上、こうした事を援助する団体と言うのもいかがわしさが窺えます。どうもわたしには、こうした活動に好感が持てません。これらの母子家庭がフィリピンで暮らせるようにしても良いのではないのでしょうか。どうして日本でなくてはだめなのでしょうか。両親のいかがわしい談合を推進するだけの行為でしかないのに、ビザを与えて日本入国ができるようにしてやることが真なる人権なのでしょうか。
わたしは、こうした団体に対してこう主張したいですね。子供がフィリピン人であることはそんなに非人権な事なのでしょうか。罪なことなのでしょうか。あたかもフィリピン政府がこうした母子家庭に対して何もしてくれないと決めてかかっているようで無礼だと思います。
よしんば、贖罪意識からこうした事を行っているのだとしたら、それは件の男性個人が養育費を支払いを行うことであります。そうした事をさせないで、日本政府に付回しをさせるようなことはしないでもらいたい!
クリックをよろしくお願いしますです。(人∀・)タノム
テーマ : 政治・経済・社会問題なんでも - ジャンル : 政治・経済