業界人「抗日ドラマつまらん!」で議論沸騰=中国版ツイッターテレビや映画業界でプロデューサーなどとして活躍を続ける夏駿氏が20日、中国で大量に制作されている、テレビや映画の「抗日ドラマ」について、「どれを見ても『鬼子』(日本人に対する蔑称)を同じようにやっつけるだけ。創造性はどこにあるのだ」と、中国版ツイッターの微博(ウェイボー)で批判した。同“つぶやき”に対しては、さまざまな意見が大量に寄せられた。
“業界人”である夏氏が、「中国共産党と人民の偉大なる歴史を紹介する」とされる、1930-40年代の日中戦争をテーマとした「抗日作品」を批判しただけに、多くのユーザーが反応を示したと考えられる。
夏氏に賛同する意見として、「テレビドラマでは、いつも決まった配役だ」などと、企画の段階からステレオタイプしているとの指摘があった。「ドラマだけでなく、どの業界も創造力が欠落しているからね」との批判も寄せられた。
「戦争」という題材を安直に娯楽にすることを問題視する人もいる。「勝利というハッピーエンドで終わる」作品ばかりであることは、社会に害毒を流すと主張。中国が日本の侵略をはねのけて勝利したことは事実としても、それまでに多くの犠牲があったことがわからなくなり、「子どもが、(戦争に)楽に勝利できたと思ってしまう」との批判を示した。
内容の真実性を批判する人がいる。中国側がいつも同じパターンで勝利したり、旧日本軍の軍人が必ず間抜けなことをして失敗することに対しての疑問だ。また、「中国の指導者は全員、エープリルフールが誕生日なんだよ」と、権力者にとって、歴史が改竄(かいざん)されているとの見方を示す人もいる。
夏氏を批判する意見も多い。「日本人をやっつけて、何が悪い。お前の先祖は日本人か」、「夏駿という犬を叩け。頭がおかしい。腹が立ってしかたない」などの書き込みもある。
一方で、中国人の多くが「日本人への恨み」を示すことを批判する意見も寄せられた。「抗日戦争は歴史的事実」、「抗日戦争時代の人が日本を恨んだとしても合理的だが、多くは世を去った」と指摘。世代はすでに移りかわっているのに、「抗日戦争を知らない人が日本人への強い恨みを持っていたのでは、抗日戦争の歴史的解釈もできない」と、中国で現在でも強い反日感情が存在することは、不合理との見方を示した。
夏駿氏は江蘇省の出身。中国中央電視台(中国中央テレビ、CCTV)に入局し、ディレクターやプロデューサーなどとして活躍、日中合作作品の「大黄河」も夏氏が手がけた作品だ。2000年には中国中央電視台を離れ、北京市に本社を置く映画会社の華人文化集団の取締役会執行主席に就任した。2010年の上海万博では顧問を務めた。(編集担当:如月隼人)
当ブログでは、平成19年から20年かけて「抵抗運動礼賛の功罪」なる物を12回に分けて書いた物ですが、抵抗運動の礼賛なんて代物をやりすぎると、却って馬鹿をさらけ出す物として、そうした礼賛教育に対して批判した物です。
アメリカのベトナム戦争ものの映画では、目先の敵をやっつけるだけで、第二次世界大戦物に比べて、戦争全体の勝利に結びついたのか疑わしいような内容の物が多かったものです。そんな映画が目白押しだったのは、結局の所、アメリカがベトナム戦争で勝利し得なかったからと言う事が反映しているからでしょう。
この辺の所は、抵抗運動が絡む映画にも当てはまる傾向が多く、眼前の敵を倒しても、戦争全体の勝利とは無関係であるケースが多く、せいぜいそれを支援する大国のパシリに過ぎないと言う現実を物語っているのです。
そもそもこんな事を礼賛しても、既存の体制守護と言う点では好ましい事ではなく、それくらいならば、ソ連の戦争映画のように、大々的に戦車を登場させた正規軍中心の戦争映画の方が面白いし、いんちきなりにも、曲がりなりにもソ連体制の守護を唱える物としては好ましい内容と言えます。
中国もその辺の所に気づこうとしないで、こんな事でひたすら愛国を意図しても、必ずしも現体制守護には結びつきませんよ。ただ、我々からすれば、こんな有様ではかの国はどんな体制の元でも反日意識だけは生き続けると言う結論を見出さなくてはなりません。
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