【阿比留瑠比の極言御免】“伝書”に鳩山元首相を使った中国の失敗 (1/2ページ) 習近平国家主席ら中国指導部の外交手腕はけっこう拙劣だ。民主党政権時代の過去の「成功体験」にすがり、またもや会談を「する・しない」を外交カードとして繰り出してきたが、もはや日本に通用しない。
中国は尖閣諸島(沖縄県石垣市)問題や閣僚の靖国神社参拝をめぐり、いかに挑発しても動じず「大人の対応」を続ける安倍政権に打つ手がない。そこで、5月初旬に訪中し、習氏や李克強首相らと会う予定だった自民党の高村正彦副総裁に突然「会えない」と伝え、揺さぶりをかけてきた。
「会う会わないを外交交渉のツールとして使うべきではないし、使われてはならない。われわれは決して(会談を)焦っていない」
安倍晋三首相は23日の参院予算委員会でこう突き放した。相手に「顔を立てて会ってやった」と恩を着せ、交渉を優位に進めようとするのが中国や北朝鮮の常套(じょうとう)手段であることを、首相は熟知している。
もっとも、中国がこんな子供だましの手法を多用するのには理由がある。日本では長く、政治家もメディアも、この「会わない作戦」に簡単に動揺し、譲歩を重ねてきたからだ。
例えば平成22年9月の中国漁船衝突事件で当時の菅直人首相は、同年11月に予定されていた日中首脳会談の中止をほのめかされると「ベタ折れ」(外務省幹部)し、中国人船長を超法規的に釈放した。自民党の丸山和也参院議員によると、当時の仙谷由人官房長官は「(中国への)属国化は今に始まったことではない」と開き直りすらした。
今にしてみれば、実に下らない「威嚇」があった物ですな。中国の場合は、核を持っているから、そちらによる威嚇ならば、曲がりなりにも威嚇と言うに値するのですが、首脳会談をキャンセルにすると言うのが「威嚇」とは笑止千万ですな。
別にあんな国との会談をすっぽかしても、格別困ると言うほどの物でもありますまい。ただわが国の場合は、いちいち友好ありきで物を考える傾向が強く、よしんばそれで馬鹿を見る事態になっても、友好のためならばで、さんざん譲歩して来た物です。
結局の所が、これまでわが国は「いい奴」であろうとしすぎたのですよ。その結果が、そうしたいい奴志向が逆手に取られて、悪い奴だと思われたくないように徹した結果が「いい奴奴隷」と化してしまったのです。
国内ならばいざ知らず、外国相手の場合は、時として悪い奴になる事も必要なのです。
今回、中国にとって我が国が悪い奴だと見なされたとしても、そうした首脳会談がキャンセルになる程度で済むのならば、どうせ、ろくでもない要求を吹っかけられるだけの会談に臨まなくて済む訳でして、却っていい事なのです。
あいつら相手には、これからは、ドロンボーよろしく「悪い事最高」で行きましょう。その結果は、「ジーンとしびれちゃう。感じちゃう」と言う事になるでしょう。
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