「フィクションと現実のはざまにて」第21回目です。
学徒動員と言うのも、一種の徴兵でして、そうなってくると陸軍の方により多くの大学生が流れていくのが必然となりますが、映画で見られる分では海軍の方が多い訳ですが、それは特攻隊の存在が物を言ったようでして、陸軍の方は単に絶望的な戦場に送られると言った位程度で、映画で題材として用いるのにはインパクトとしては低いのでしょう。
さて、大学などの高等教育を受けた者の場合、徴兵の後に幹部候補生として選抜される可能性がありますが、そこに至るまでには学校教練の制度がかかって来ます。
これは大正14年の軍縮によって陸軍の規模が縮小した事に対する諸所の代替策として導入された物でした。まず余った将校を諸所の学校に教官として派遣できると言う事と、また、大正デモクラシーの時代においては兵役の意義は有事に備えると言うよりも、将来に訓練された予備役を残すと言う事の方が重要度が高い物でして、それならば通いで済ませた方が給養費が安く付くと言う意味合いもありまして、学校教練に従事して合格検定にパスした者に対しては、後の兵役において兵役の一部を帰休にする「特典」を用意していました。
長くなったので、続きは次回といたします。(^0^)/^^^^^
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