「支援、待遇改善を」 日本で働く選挙権なき在日外国人の訴え31日に投開票される衆院選。各地で繰り広げられる舌戦の行方を見守るのは日本人だけではない。日本で働き、地域社会に溶け込んで暮らす在日外国人や技能実習生らも新型コロナウイルスで大きな影響を受け、さまざまな国の政策・制度の下で生活を営む。選挙権はないが「日本で暮らす私たちを支えてくれる候補者や政党が当選してほしい」と熱い視線を送る。
【政治家の失言・問題発言を振り返る】
◇赤字続く滋賀のブラジル人学校
0歳から高校3年生まで約80人が通う滋賀県愛荘町のブラジル人学校「サンタナ学園」。23年前に設立され、2階建てプレハブ校舎など三つの建物に6教室と調理室を設け、ポルトガル語や英語、算数などを教えている。
子どもたちの親は滋賀県内の自動車部品工場などで派遣社員として働く日系ブラジル人ら。新型コロナの影響で工場が操業停止となり、雇い止めこそ少なかったものの多くが給与を大幅に減額された。そのため、1人月3万~5万円の授業料を払えない世帯が続出。教員7人の給与や給食の食材費、子どもらを車で送迎するためのガソリン代を授業料でまかなっているが、赤字が続いているという。
日系2世の中田ケンコ校長(64)は「日本の学校でいじめられたり、なじめなかったりしたためブラジル人学校に通う子どもも少なくない。授業料を払えないからといって、学校をやめさせるようなことはできない」と説明。赤字を埋めるため寄付を募っている状況といい、「子どもらの両親は懸命に働いて日本の経済を支えている。日本の政府には親や子どもたち、そして子どもらの通う学校にも温かい支援をしてほしい」と訴える。
学園では感染予防のためフェースガードやマスクをつけて授業しているが、手の消毒については各種学校の認可を得ていないため国から消毒液購入の助成がない。「子どもらの健康のため、感染予防についても支援してほしい」と話す。
◇技能実習生の「労災」隠そうとする現場も
技能実習生として来日した外国人や支援団体からは労働環境の是正などへの対応を求める声が上がる。3年前に来日し香川県内の製造工場で技能実習生として働いたベトナム人の男性(23)は「作業中に棚に足を挟まれて骨折し後遺症を負ったのに、労災保険の給付を請求すれば会社に迷惑がかかると言われ、つらかった」と打ち明ける。
昨年9月、金型の寸法を測ろうとした際に倒れてきた棚に右足を挟まれ指3本を骨折。約3週間入院し、退院後に痛みで仕事を休むと会社から有給休暇を利用するよう言われた。
1年たっても指が曲がらず痛みがあり、インターネットで支援団体を探して相談。病院を受診するよう助言を受け、今年9月に医師から後遺症があると診断された。労災保険給付のため会社側に労働基準監督署に請求するよう求めたが、「請求したければ書類をそろえて1人でしろ」と突き放された。悩んだ末に10月上旬に労基署に請求し、給付されるだろうと説明を受けたという。
男性は「日本語を日ごろ勉強していたのでなんとか申請できたが、冷遇されていると感じた。仲間が私と同じ目に遭わないようにしてほしい」と訴える。現在は実習を終え、帰国の準備を進めている。
男性を支援した連合大阪ハートフルユニオンの酒井恭輔書記長は「労災を隠していた疑いもあり、他県で働く別の技能実習生からも同様の相談を受けている。実習生をはじめ来日した外国人を使い捨ての労働者としか見ていない現状が続けば、日本に働きに来てくれる人はいなくなる」と述べ、「在日外国人の待遇をどう改善するか。将来の日本経済のためにも総選挙の争点になってもおかしくないはずだ」と指摘する。【桐野耕一】
この記事では、ブラジル人学校に関して、公立学校になじめないブラジル人の子供たちの「逃げ道」として利用されているようです。まあ、そう言う学校自体がある事に関しては別段問題はないのですが、ある意味、我が子をそうした学校に通わせるのが正しいと言うべきでしょう。あるいは、別の視点からすれば、日本に来る前にろくすっぼ予習などせずに、図々しく、元の国同様で暮らせると言う前提で来日したからこそ、子供にとっても、日本でなじめる事がなく、そうした学校にしか行き場がなかったと言う事なのでしょう。
事前の予習を怠ったからこそ、公立学校でならば無用だっただろう学費の支払いが、そこでは必要となる訳ですが、それ自体はある種の自業自得でして、ある意味ではいかなる犠牲を払ってでも、親としては払ってやるべきでしょう。
あるいは、あえてそれがかなわずによそに援助を求めざるを得ないのであれば、自国の政府に頼むのが筋と言う物です。彼らに対する支援をなんていうやからは、往々にしてそうした筋道と言う物が理解できずに、もっぱら日本に対して求めるばかりになっています。
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