「ドイツ元帥物語」第77回目です。
第二次世界大戦開戦以降に元帥、上級大将に昇進した者はしばらくは、同じ役職にとどまれたか、せいぜいの所が配置転換で済んでいて、なんかしらの役職にとどまる事が出来ました。対仏戦勝利の直後にそれらの階級へ昇進できた者にしても、元々軍集団司令官、軍司令官であった者はその役職を維持したまま対ソ戦争に突入する事となりました。
しかし対ソ戦争以降ともなるといい加減、人事における新陳代謝だか世代交代だかが必要になって来たと言えましょう。対仏戦の時点では有役の元帥が陸軍にはいなかった物だから、軍集団司令官ですらも上級大将でしかなかった物ですから、彼らは元帥に昇進する事で、軍集団司令官の職を維持できたのです。
実際、1941年には上級大将以上の昇進が陸軍ではなかったのです。モスクワ戦での失敗がそのような事態を招いたのでしょう。その代わり、この敗北で多くの指揮官が罷免の憂きを見る事となったのですが、仮にモスクワ戦で勝利を収めたならば、その時には大量の昇進人事と言う物が必要になって来て、とりわけさらなる新しい元帥の輩出は必然だったでしょう。ただでさえ元帥は「余って」いる状態だと言う事を考えれば、いい加減、その段階て軍集団司令官の交代はあったと見るべきでしょう。
長くなったので、続きは次回といたします。(^0^)/^^^^^
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