斡旋業者による書類の捏造が横行…学校を選ぶ自由がない留学生【水際対策緩和で蠢くベトナム人利権の闇】【水際対策緩和で蠢くベトナム人利権の闇】#9
在籍する日本語学校の職員から鎖で拘束される被害に遭ったベトナム人留学生のホアン君(21)。なぜ、彼はこの学校に留学することになったのか。
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ホアン君はベトナム中部の都市、フエの出身だ。高校を卒業後、進学や就職はせずしばらく過ごした後、日本への留学を思い立つ。数年前からベトナムで盛り上がっていた日本への“留学ブーム”に触発されてのことだ。
■斡旋業者の紹介
「友だちからハノイの留学斡旋業者を紹介してもらったんです。留学の手続きも、すべて業者がやってくれた」
ベトナムなど新興国の留学生は、多くが斡旋業者を介して来日する。業者に頼らなければ、留学ビザを取れない“事情”があるからだ。
留学ビザは、日本でのアルバイトなしに学費や生活費を賄える外国人に限って発給されるのが原則だ。留学希望者はビザ申請時、その経済力を立証しなければならない。入管当局に対し、親などの年収や預金残高が記された証明書を提出するよう求められるのだ。
当局はビザ取得に十分な金額を明らかにはしていないが、年収、預金ともそれぞれ日本円で最低200万円は必要だ。新興国の庶民にはクリアが難しいハードルである。そこで留学希望者は斡旋業者を頼る。業者経由で行政機関や銀行の担当者に賄賂を渡し、書類を捏造してもらうのだ。こうした行為はベトナムに限らずアジア新興国の業者の間では当たり前のように横行している。
捏造には入管当局、また入学先の日本語学校も気づいている。だが、問題にすれば、留学生は増えない。当局は政府が進める「留学生30万人計画」達成のため、そして学校は利益追求のために、捏造を見逃して留学生を受け入れ続けてきた。その結果、ベトナムを中心に起きたのが、出稼ぎ目的の日本留学ブームなのである。
ホアン君に限っては、留学の目的は出稼ぎではない。自動車の修理・販売業を営む実家は裕福で、150万円を超える留学費用も父親が出してくれた。ただし、やはり捏造した書類でビザを取得している。
日本語学校への留学であっても外国人がビザを取得するためには、日本語能力試験で最低ランクのN5レベル以上、もしくは来日前に150時間の語学研修を受けなくてはならない。だが、ホアン君は日本語を全く勉強せず日本へやって来た。業者が語学研修の証明書を捏造したからだ。
ホアン君は日本へ留学した理由をこう話す。
「父の影響で、僕も車が好きなんです。だから、本当は“トヨタ”のある愛知県の学校に行きたかった。でも、ベトナムの斡旋業者に紹介されたのは、(留学先となる)この学校だけだった」
斡旋業者を介して日本へ留学するベトナム人たちには、学校を選ぶ自由すらないのである。 =つづく
(出井康博/ジャーナリスト)
まあ、こんな事を言うのもなんですが、そのようなずるに頼るのであれば、その分、割を食らう事もあり得ると言う事じゃないでしょうかねぇ。学校を選ぶ自由なんてのは、しかるべき実力を披露できる人間にだけ与えられた権利であって、ずるをするような人間の場合は、日本に来られるだけありがたく思うべしと高をくくられたのではないでしょうか。結局の所が自業自得の感が否めない所でして、そのような根性で日本に居つけても、遠からずリタイヤするのが関の山と言うべきじゃないでしょうか。
こんなありさまだと、その内に、ベトナム側の審査は信用されず、万事日本だけで審査をしなくてはならないようになるのではないでしょうか。まあ、日本だからと言って必ずしも信用できるかどうかは保証の限りじゃないと言えなくもないのですが。
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