「役職・身分の掛け持ちと転籍」第192回目です。
1943年に編成に着手した武装SSの師団として「ヒトラーユーゲント」がありました。名前の上では、ヒトラーユーゲント団員からの志願者でと言う事でしたが、既にヒトラーユーゲントへの入団は義務となっていて、新たに兵役に就く場所が武装SSだろうと国防軍だろうと、公的な教育と別個にヒトラーユーゲントでの教育を受けた状態にあると言う点では違いはなく、このような師団を編成する事にはある意味ナンセンスでして、とりわけ将校の獲得と言う点で難が生じました。
よその武装SS師団の新設においても、既に将校の不足が目立ってきた状態にありましたが、「ヒトラーユーゲント」師団の場合は、国防軍から、ヒトラーユーゲントで各級のリーダーを務めた事のある将校を転籍させる事で一部を賄いました。
この時期には非ゲルマン民族からなる外国人義勇兵の師団の新設が始まった時期でもありまして、その中でも、バルト諸国で編成される師団に関しては、ソ連に併合される以前に存在していたそれらの国の軍隊に属していた者を将校として採用できたと言う点で恵まれた部分もありました。
その代表的な人物としてラトビア人のルードルフス・バンゲルスキスは、第一次世界大戦まではロシア軍に属し、独立後はラトビア軍に属し、そしてドイツ占領下で武装SSに志願しました。
長くなったので、続きは次回といたします。(^0^)/^^^^^
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