防衛省自衛隊のトップである統合幕僚長の年収はどのくらい?防衛省自衛隊は、陸上自衛隊や海上自衛隊、航空自衛隊に分かれているものの、平時においては各自衛隊を統合運用した訓練や、実際の有事に際して統合幕僚監部の指示にしたがって任務や作戦を展開します。
本記事では、統合幕僚長の仕事内容や、役割、年収を紹介していきます。
統合幕僚長の仕事
統合幕僚長は、自衛官の中で最高位の役職で、陸上幕僚長、海上幕僚長、航空幕僚長の中から選出されます。平時においては、アメリカ軍を始めとする合同訓練などで陸上自衛隊、海上自衛隊、航空自衛隊のそれぞれの部隊の統合運用を行います。
そして有事になると実践の任務として部隊の統合運用を行い、フォースユーザー(事態対処責任者)として対処をします。これを統合運用体制といいます。訓練や実戦などがないときは、陸上幕僚長、海上幕僚長、航空幕僚長で、各自衛隊の教育や装備に関することや、人事、管理などを統括します。
しかし統合任務を行う場合には、各自衛隊を統合幕僚監部で運用することになります。旧帝国陸海軍の時代では、大本営を置いて、陸軍と海軍の連絡機能はあったもののお互いに連携して運用を行うことができませんでした。現体制ではその反省を活かして、統合運用を行っています。
統合幕僚長の年収
統合幕僚長は、一般職国家公務員の中でも最高幹部となる指定職に該当し、同等の官職は、各省事務次官や、内閣法制次長、警察庁長官、最高裁判所事務総長などとなります。統合幕僚長の年収については、俸給月額と地域手当、期末手当に絞って図表1にて算出しています。
※1 地域手当はその地域の物価に応じた手当のことで、東京の場合俸給月額の20%分が支給されます。
※2 期末手当はいわゆるボーナスのことで、一般職の場合は俸給月額の4.3ヶ月分が支給されます。
統合幕僚長の年収を計算すると、約2702万5000円になります。
統合幕僚長になる方法
大学を卒業して、自衛隊一般幹部候補生に採用されて任官すると、3等陸・海・空尉のいずれかに配属されます。また大学院卒の場合、2等陸・海・空尉のいずれかです。初任給は22万6500円であり、大学院卒者の場合は、24万7500円です。
幹部自衛官として任官すると、配属先で訓練や実際の任務などがあり、階級が上がっていくと幹部初級課程、幹部上級課程、指揮幕僚課程、幹部高級課程、統合高級課程と勉強も行っていくことになります。順当に実際の任務と、幹部試験に合格することで、統合幕僚長に就任する可能性が出てきます。
国を守るのが自衛官の役目といえ、全体の指揮や責任を考えれば、誰でもなれるわけではないため、年収についても妥当な金額といえるでしょう。
出典
人事院 国家公務員の給与(令和3年版)
人事院 令和3年人事院勧告・報告について
防衛省 令和4年度自衛隊一般幹部候補生採用要項
執筆者:古田靖昭
二級ファイナンシャルプランニング技能士
旧軍でならば、純然に階級で給与が決まると言う事から、役職の重要度が反映される事はありません。帝国海軍だと、連合艦隊司令長官などは、1番の有名職でしょうが、中将で就くと言う事も珍しくなく、その場合、給与は中将として支給されるし、その一方で、大将で鎮守府司令長官になれば大将として給与が出ます。
今どきの自衛隊では、旧軍の中将相当の陸将、海将、空将が最高階級と言う事でして、その階級で4つの幕僚長に就く訳ですが、やはり今どきの場合は、昔に比べてどんな役職に就いているかと言う事が問われるようでして、それらの幕僚長は旧軍で言うのならば大将待遇でして、単なる陸将、海将、空将よりも必然的に給与の上でも上のようですね。
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