「20代で年収1000万円」も十分可能だが…「ハウスメーカーの営業マン」が高給の代わりに失うものハウスメーカーの営業とはどんな仕事なのか。住宅会社で15年間営業として勤務した藤吉郎さんは「20代で年収1000万を稼ぐ人がいる。だが、家族との時間を犠牲にせざるを得ず、営業所の半数がバツイチということもざらにある」という――。
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※本稿は、藤吉郎『注文住宅は担当者が9割』(文芸社)の一部を再編集したものです。
■ハウスメーカーの多くはブラック企業
聞いたことがあるかもしれませんが、住宅業界はブラックです。
もちろん会社によりますが、ブラックが多いです。新入社員を育てる教育制度がある会社は珍しく、大手ハウスメーカーぐらいのものです。
ほとんどの会社は営業所の所長、店長の人格次第です。
教育に興味がない店長であれば雑用に使われますし、運良く教育に興味がある店長の下についたとしても、一人前になるのは並の苦労ではありません。
私も新入社員の頃はダイレクトメールを何百枚と出したり、上司とのお酒に付き合って、その後、また22時くらいに会社に戻って夜中まで仕事したりしていました。
■3人の上司の都合に振り回される日々
今でも忘れませんが、私が入社2年目にいた店舗では、「朝6時から仕事する朝型タイプの先輩」と、「夜中の3時まで残業する夜型タイプの先輩」と、「18時ピッタリに退社して毎日飲みに行く店長」の3人がいました。
朝型の先輩
「いいか? わからないことがあれば朝早く出社して俺に聞け」
「通常の業務時間中は邪魔だから質問しないように」
「新人だから朝早く来るのは当然じゃないか?」
夜型の先輩
「いいか? わからないことがあれば仕事の落ち着いた22時以降に聞け」
「通常の業務時間中は邪魔だから質問するな」
「まさか先輩より早く家に帰りたいとか言うなよ」
店長
「仕事を教えてほしい? その前に飲みに行くぞ!」
「仕事ばっかりじゃなくて、気分転換も大事だぞ!」
金融系であれば、勤務するのは基本苦労費だけと言う風に分かりやすい所がありますが、不動産の場合はそうした所が分かりにくい。個々の社員にしてみればいつが休みか分かりにくい所があるのではないでしょうか。
ともあれなにぶん、取り扱う物が馬鹿でかい事からして、一件の成果でも大きいと言う事は明らかでして、そうなって来ると、滅多に他人の手に委ねたくはないでしょうから、そう言う意味では容易に休みにくい業種だと推測されます。
それでも良い成果を上げられる人にとっては高い給与になるのでしょうが、休みが容易じゃないとなると、お金のかかる使い道と言う物が強く意識される所でしょうねぇ。そのようなきつい仕事に従事して、たくさんの報酬が得られた以上は、それに見合った散財をしなければ、到底やってられないと言う気分になると思いますよ。まあ、自分のような金使い方が超細かい人間には、到底不向きな仕事です。まあ、それ以前に、そうした所で良い成果を上げられるとは思いませんがね。
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