「ドイツの「親補職」」第4回目です。
現代社会では往々にして参謀総長は陸軍軍人の筆頭職の扱いを受ける傾向が多いようですが、元来はそのような扱いを受ける役職などあろうはずなどなく、そのような扱いが受けられるのであれば、最高司令官か総司令官でも良かったのではないでしょうか。そのような権力が集中するような地位はむしろ他人には任せるべきではなく、それは君主や大統領などの国家主席が自ら持ってしかるべきだったのです。
しかし、それらの国家主席、あるいは総理大臣は別段軍歴とは無関係に就ける物でして、往々にして軍事の素人とならざるを得ない物でして、そうした素人を補佐するために創出された役職として位置付けられるのが参謀総長だったのです。
あくまで最高司令官、あるいは総司令官の補佐でしかないと割り切ってしまえば、別段参謀総長のなり手は必ずしも高い階級の持ち主でなくても良い訳でして、大将でも務まる軍団長よりも低い階級でも良かったのでした。実際、伝説的な人物とされるヘルムート・フォン・モルトケは1857年10月29日、少将の階級で参謀総長代理に就任し、翌年の9月18日になって正式に参謀総長に就任しました。
長くなったので、続きは次回といたします。(^0^)/^^^^^
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