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学校教練が反映しない分、海軍が有利な側面があった

いわば「正社員」と「非正規社員」…旧日本海軍の「面倒極まりない人事制度」が戦後に残したもの


予備士官の制度


 ここまで、士官と下士官兵について述べた。もう一つ、忘れてはいけないのが予備士官である。予備士官の制度そのものは、商船を有事に徴用するさいに備えて明治の昔からあったが、ドラマや映画でなじみ深いのはやはり、一般大学や旧制専門学校卒業者を対象とした「飛行専修予備学生」と「兵科予備学生」だろう。

 航空予備学生制度が発足したのは昭和9(1934)年。以後、少人数ずつが海軍で訓練を受け、予備少尉に任官するとそこでいったん除隊し、いざというときに召集される建前だった。文字通りのリザーブ・オフィサー(予備士官)である。

 だが、昭和12年、日中戦争(支那事変)が始まると、四期生からは除隊する間もなく即日応召で海軍に居続けることになった。

 太平洋戦争が始まる直前の昭和16(1941)年、初級士官不足を補うため、陸戦隊や通信専門の予備士官を養成する「兵科予備学生」が発足。同年12月に大学を繰り上げ卒業した学生たちが、その足で海軍に入った。

 徴兵は義務だから仕方がない、だが陸軍に召集されて重い銃をかついで行軍させられるのは気が進まない……そう思っていた大学生たちが、こぞって予備学生を志願した。海軍は始めから彼らに少尉候補生に準ずる待遇を与えたから、なおのことである。昭和17年、東京帝国大学から兵科予備学生二期生として海軍に入った作家の故・阿川弘之氏は、口頭試問(面接試験)のさい、「なぜ海軍を志願したか」と試験官に問われ、「陸軍が嫌いだからであります」と答えたという。合格が告げられたときはほんとうに嬉しかったと、阿川氏は回想している。

 その後戦争が激しくなり、多くが戦死する運命が待っているとは、このときの学生には知る由もない。兵科一期、二期の予備士官の多くは南太平洋ソロモン諸島に陸戦隊の小隊長として派遣され、飢餓と風土病で筆舌につくしがたい苦労をしている。

士官と下士官兵の差別


 予備学生の採用人数が一気に増えたのは昭和18年10月入隊の飛行科十三期、兵科三期からである。飛行専修予備学生十三期は、十二期までの約50倍にあたる5199名もが採用された。飛行専修十三期のうち、理系学部の卒業者は基礎教育を2ヵ月繰り上げられ(前期)、そのぶん早く飛行機に乗った。そのため、昭和19年10月にはじまるフィリピンでの特攻作戦に間に合ってしまい、後期よりも多くの戦死者を出した。

 そして昭和18年10月、東條内閣が文系の高等教育学校在学生の徴兵延期措置を撤廃、大学在学中であっても20歳以上の者は徴兵されることになった。10月21日、雨の明治神宮外苑競技場で挙行された壮行会で知られる世に言う「学徒出陣」である。このときは「徴兵」だから、最初は陸軍二等兵、海軍二等水兵からのスタートだった。海兵団に入団した者のうち、試験に合格した者が十四期飛行予備学生、兵科予備学生四期となり、のちに予備士官の少尉に任官する(高専在学中の者は予備生徒となる)。朝ドラ「カムカムエヴリバディ」の雉真稔(松村北斗)は、この兵科予備学生四期の設定だった。

 志願で入った十三期と徴兵で入った十四期は、これまた仲が良くなかった。十三期は「俺たちは進んで国難に身を投じたのだ」という思いがあるし、旧帝大生が多く十三期より平均年齢も高かった十四期には十四期のプライドがある。エリート同士が火花を散らし、戦後も、十三期が多く出席する戦友会に十四期出身者がくることは稀だった。その上、同じ十三期でも「前期」であることをことさら強調する人は「後期」の人から好かれなかった。


映画などでは、欧米の場合はいくさが始まると高等教育を受けた者が志願で予備士官になれると言う制度があって、それで将校として従軍したと言う話が良く出てきますが、帝国陸軍の場合はそのような制度はなく、予備士官としての道のりは徴兵制の延長線上にかないようでして、そのためにはあらかじめ学校教練に参加して合格検定を受けなくてはならないと言う物でして、それをクリアしないと、よしんば高い学歴を有していても、一兵卒として従軍しなくてはならないと言うある種の理不尽がありました。
学校教練はあくまで陸軍の制度でしたから、海軍には関係ないと言う事で、そう言う意味では大学生で海軍に志願した者が多かったとしても異常ではありますまい。
その結果、そうした学徒動員で従軍した者が登場する映画はほとんどが海軍でして、わずかに新旧の「きけわだつみのこえ」で陸軍が登場した物です。


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