「ドイツ元帥物語」第89回目です。
ドイツ軍にとって破局を迎えたと言えるのは、スターリングラードに限った事ではなく、それより若干先になる11月の始めには北アフリカのエル・アラメインにおいて大敗を喫したのみならず、モロッコ、アルジェリアにおいて連合軍の上陸が行われ、チュニジアを目指していました。
この軍を阻止しなければ、アフリカ装甲軍にとっては退路を断たれる事から、チュニジアには第5装甲軍が新設され、ハンス・ユルゲン・フォン・アルニムが司令官として任命されました。彼は12日3日に上級大将に昇進しました。
さて、アフリカには既に元帥に昇進していたロンメルがいた訳ですが、普段からして正式の司令部になかなかいなくて、装甲指揮車に乗って、前線での指揮を執りたがる傾向があったし、そうでなくても、かくも遠くへだった場所でのいくさを指揮する事などできない相談でして、元帥の階級に合わせて軍集団が新設されて、ロンメルに指揮を執らせると言う事は少なくともこの段階ではありませんでした。
そうした事態は、ロンメルがチュニジアにまで撤退できて、翌年の2月14日にアルジェリアの連合軍相手の反撃に出た時にもいまだアフリカ、第5の両装甲軍は並立して、ケッセルリングの指揮下にとどまっていました。
長くなったので、続きは次回といたします。(^0^)/^^^^^
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