「作品中での無茶・理不尽」第32回目です。
ブラック・ジャックには格別「医は仁術」と言う発想はなく、金持ちは言うに及ばず、大して稼ぎのない人間に対しても、自分が行う治療に関して大金を請求すると言う事が恒常的でして、その点では彼が他人に対して課す最大の理不尽と言って良いでしょう。
そのような人間が医師であれば、大抵の場合はそれをそろばん医者と称する物でして、大金を稼ぐ人間の倣いとしては、それに見合った贅沢にふける物ですが、ブラック・ジャックに限ってはそのようなふける事はなく、いわんや、それだけ大金があれば、女遊びにふける事だって可能だろう所を、それも行う事はありませんでした。
一緒に暮らせば、ブラック・ジャックとはそう言う人間だと言う事が分かりそうな物ですが、ピノコにとってはその点が理解できないと言うか、理解する気がないと言う方向に突き進んでしまう事が往々でして、よしんばそれが純然たる業務上での接触に過ぎない物だろうと、往々にして女医や女の患者の到来は悋気のネタになってしまう物でした。
それを思えば、とある離島でのエピソードなどはピノコにとっては知らぬが仏と言っても良い話でしょう。台風のおかげで、その離島から出られずに、しばらくひとりの女医が詰めている診療所に厄介になっていた事があった物です。
長くなったので、続きは次回といたします。(^0^)/^^^^^
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