「敵から見た反逆者の価値」第25回目です。
英仏としても、二もなくヒトラーとのよしみを追求すべきだとは思っていなかった事でしょう。ヒトラー個人がどうとかと言う事ではなく、既にドイツとの国交が存在しており、たまたまヒトラーが国家主席として存在している以上、どうあれ、自国にとって好ましい関係がかなえばそれでも良いのです。
その点では、潜在的な反逆者にとっても言える事でして、ミュンヘン会談によって、彼らが懸念される事が回避されてしまえば、クーデターを起こすまでもないと断念したのです。
さて、いくさが起こって、その国が敵になっていれば、その中でのクーデターは敵の足を引っ張る形で成立してしまえば歓迎物ですが、いまだいくさが行われておらず、敵でない状態でのクーデターとなれば、もっぱらその国での国内問題と言う事にほかならず、その結果にかかわらず、やはりよその国からすれば、これまでの自国との関係を継承してくれるのかと言う事が問題視されます。
さて、場所は転じてルーマニアでは鉄衛団なる団体が台頭しており、露骨なる反ユダヤの傾向があって、そのためにナチ党に対して迎合する姿勢が強かったのですが、一旦政権与党に加わるべくつるんだアントネスク将軍と対立して、クーデターを起こしました。
しかし、アントネスク自身もドイツとの関係を重視しており、すなわち、ルーマニアで対立する2の勢力共に親独と言う事でして、それはどっちか1つであれば、ドイツとしてはそちらの方をひいきした所を、どちらかを切り捨てなくてはならない事を意味していました。
ドイツとしては、総理の地位にあるアントネスクでも十分自国とのよしみが維持できると判断すると、鉄衛団を切り捨てる事として、アントネスクに彼らを始末させる事を支持したのでした。
長くなったので、続きは次回といたします。(^0^)/^^^^^
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それを受けてなのか、英米メディアはヒトラーを支持した。
英米なんぞが、神国日本をあおった日本のメディアのことを責められるのだろうか。
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