「中立を保つ事の難しさ」第14回目です。
非軍事的な活動だからと言って、それが必ずしもとことん中立だと主張して、好き勝手に非軍事的な活動と言う物がまかり通る物なのでしょうか。改めてその辺の所が疑問に感じられます。
所詮は中立と言うのも、それを唱える者の主観によって成り立っているのに過ぎず、それを容認するのもまた主観で成り立つ物なのです。既に述べたように、害にならないと言うだけでは駄目で、自身にとって得にならないと思う事では往々に敵視される事があります。
よしんば味方に対する援助ですら、大戦中の中国からして、インド国境に関所を設けて、アメリカからの援助物資を通関料を取って国内に受け入れると言うけしからん事が行われていました。
さて、映画「USプラトーン」ではベトナム戦争が舞台となっていましたが、初期の段階では軍事顧問の派遣にとどまっていましたが、その役目に従事した主人公ヴァンに同道した男が、非軍事の活動を行うべく、とある学校に教材を贈り、雨漏りのする屋根を修繕すべく、トタン屋根を持ち込んだのですが、現地に駐屯する南ベトナム軍の指揮官であるディンがそれに反対しました。
ディンは学校の充実なんぞは興味がなく、それよりは自分の懐を肥やす事に専心しているようでして、どうしてもやりたければ、自分に金を払えと要求するほどでした。
それに対してヴァンは、ディンを殴って、邪魔立てをさせないようにして、学校の修繕をさせるのでしたが、一旦引き下がったディンは空軍に連絡して、大方、その学校にベトコンがこもっていると嘘を言ったのでしょう。
果たしてその学校は空襲されて焦土と化してしまいました。ディンにしてみれば、自身が得てしかるべき利益を横取りしてしまう学校が敵に見えたのでしょう。
そして、その後で空襲を受けた学校の方から教師が大けがを負った生徒を抱えてやって来て、ヴァンたちに対して厳しい視線を浴びせるのでした。それは、どうせ援助をするのであれば、ディンの暴挙からも保護してくれるべきだった。そうした無言の抗議だったのです。
長くなったので、続きは次回といたします。(^0^)/^^^^^
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