「難しい敵味方の定義」第5回目です。
戦国時代しかり三国志しかり、台頭して来る勢力が2つより多い状態の下では、誰にとっても、敵は1人じゃないと言う前提で物を考えなくてはならず、もっぱら、今戦っている相手のみに全力を注ぐと言う戦い方は慎まなくてはならない物です。
かつてプレイした、コーエーのSLGの「三国志」や「信長の野望」のシリーズでも、これは現実の世界でも言える事なのですが、既存の支配地を維持しつつ、その上で隣接地を征服し、あまつさえその征服地を維持するのに足る兵力を確保する必要があるのですから、そう言う視点に的を絞れば、最初の一歩としての征服は険しい道となっています。
ゲームもかなり先を進んでしまえば、自身の勢力圏は大きくなり、そう言う環境の下では容易に大きな兵力を確保する事は容易でしょうが、最初の段階ではそうもいかず、それだけに、楽して勝ちたい物でして、できれば弱い敵から平らげると言う発想に至る事は必然でしょう。
そう言う発想を実行する手段としては、まずよその勢力同士のいくさが行われる事が期待されます。その後ではよしんばそのいくさの勝者とても兵力が分散される結果となり、その分散している領地の一部に侵攻すると言うのであれば、比較的容易に勢力の拡大が可能になる物です。
とまあこれは一例となりますが、結局の所、自身が生き残るためには、いろんな物を利用すべしと言う事に他ならないのです。
リアルの世界における三国志でも、劉備が呉の孫権を当てにすると言う事が行われた物です。孫権としても、よその勢力が曹操のみと言う状態になってしまえば、集中して攻めて来られる。そうでなくてもひたすら臣従すべしと言う圧力がかかってくる事から逃れるためには、利用すると言う発想に立たなくてはなりませんでした。
そして赤壁の戦いでは曹操に対する大勝利となりましたが、その中で関羽の手抜きと見られる場面が目立つ事になりました。
しかし、それも広い意味では孔明の策略による物だったのです。建前では、曹操撃滅が強調されていた物の、内心では孫権に対するけん制のためにも、まだ曹操の存在が不可欠だと言う考えから、過去に対する義理を果たそうと言う関羽の思いをうまく利用したのです。
長くなったので、続きは次回といたします。(^0^)/^^^^^
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