本日2度目の更新は「史上最大の潜水艦隊・デーニッツ伝」19回目です。
もし、デーニッツが闇軍備の段階で潜水艦にかかわっていたならば、彼が潜水艦隊司令官に就任する事は必然でしたが、前大戦において捕虜になってから、全く遠ざかっていたために、それけは格別必然と言えるものではありませんでした。
しかも、それは単に偶然的な要素に基づくのみならず、半分くらいは窓際族的な意味合いがあったのかも知れません。何と言っても、当時のドイツ全体で潜水艦が重視されていた訳ではなく、就任後のデーニッツが300隻の潜水艦を要求したのにもかかわらず、第二次世界大戦開始後になっても57隻を保有する有様だったのです。
戦車の開祖であるグデーリアンはデーニッツ同様、4年前は大佐でありましたが、開戦時には大将で、機甲兵と言う新しい兵科に属する者としては第19(機甲)軍団長に就任し、ポーランド戦において重要な役割を果たしました。
これに対してデーニッツは、10月に指揮下の潜水艦がスカパフローに潜入して、イギリス戦艦撃沈を行ったことで少将に昇進しました。
戦前の感覚に立ち返れば、潜水艦が重要視されていなかった訳で、そんな地位にデーニッツは開戦前だけでも4年間在任しており、その間昇進がなかったのです。適材適所どころか、窓際族的な配置だったのではないかと見なしても不思議ではないでしょう。
現にデーニッツ自身も、かようなしょぼい環境ゆえに、こうした人事異動を最初不快に思っていました。誰が、そうした立場から、世界に他例のない、諸所の大それたエピソードが創出されるだろう事を予測できたでしょうか。
長くなったので、続きは次回といたします。(^0^)/^^^^^
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テーマ : 歴史 - ジャンル : 政治・経済
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