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失うのも、これから目指すのもずっと10年

【コラム】「失われた10年」の挽回=韓国(1)

本当に支離滅裂な歳月だった。統治様式は一本槍そのもので、国政管理は放漫だった。産業化の後光に依存した保守政治の「経済至上」の言術に魂を奪われた時間だった。10年間の保守政治が不安定の峡谷である社会インフラ改革に着手したとすれば、1人当たり国民所得はすでに3万ドルを大きく超えていただろう。韓国人の躍動性は世界的だ。保守政治は経済論理ばかり突きつけた。「成長動力は社会改革から創出される」という世界化時代の命題を放り出した代価は辛い。「二極化と不平等が災害を超え天刑」になった。「失われた10年」だ。

先進国は1人当たり国民所得2万ドル近くで国政パラダイムを「経済」から「社会」に転換した。世界化時代に利益闘争と社会不安定を治癒しなければ経済動力が崩壊するという共感に国運をかけた。勝者と敗者の並存、資源の非対称性を矯正せよというスティグリッツとロドリックの警告はすでに20年前に出された。先進国が非経済領域である労働市場とセーフティネット改革に集中したのはそのためだ。韓国は旧態依然だった。造船業に注ぎ込んだ救済金融を、雇用と賃金、下請け構造改革にも投じたとすれば長期的躍動性が生き返るだろう。

「失われた10年」を挽回せよ。文在寅(ムン・ジェイン)政権が出した「国政100大課題」がそのように読み取られた理由だ。脱線した大韓民国号がようやく正気を取り戻したとの安堵感を覚える。ごろごろしていてい遅れを取った格差に「追いつかなければ」ならないという覚悟、「社会パラダイム転換」を宣言したロードマップだ。

社会改革から経済動力を創出するという国政哲学は欧州でも議論を呼んだが、結局左派と右派が合意した。いわば福祉政治だ。「左派が叫んで皿洗いは右派がする」というのが欧州で確認された福祉国家の命題だ。不平等が減り社会連帯が生き返ると経済活力に加速度がついた。投じた福祉費用よりよりも多くの経済成果を刈り取った。福祉の成長寄与度を高めようとする「用意周到な政府」が作動し、高率の税金に耐えてでも敗者の量産を防ぐという成熟した市民精神が奏効した。ケインズ的福祉国家は主に労働市場に介入する。そのように作り上げた福祉-財政-成長の好循環を「黄金の三角形」と呼ぶ。


韓国の場合は、「永遠の10年」と言う言葉があります。そこから導き出す結論としては、その失われた年数がよしんば10年を超えていて、20年、30年でも、10年と言い張って、失われた物は限られていると見栄を張ってしまうのではないでしょうか。また、挽回する側に立っても、いつになっても、まだ10年先の事になってしまうのではないでしょうか。10年と言う年数でそんな事を思い付いてしまいました。

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